2016年9月19日月曜日

Día 253 Reina de moratón 暴力夫と爪楊枝マッサージ


おひさです!!


いやはやブログ、続きません。サボってました。だって大変だったんだもん。
この頃のワタシ、何をしていたかというと、内出血の女王となっておりました。
通称「青タンクイーン」!!

て、こんなこと書いたら心配おかけしますが、病院にお世話にならないレベルですので、どうか笑って読んでください。



まず、8月にテニスをしていて捻挫。(ノД`)

「ぐきっ」って音が聞こえました。


絶叫。(´[]`)


うずくまり、右足を地面に着けられず、松葉杖を借りられるまで、ケンケンして生きてました。パンパンに腫れ上がってトムとジェリーのアニメに出てくる「ねずみ捕り」で挟まれたトムの足みたいになりやした。

四週間たちまして、まだ内出血と仲良く共存してますが、50mぐらいまでなら走れるようにまでなりました。


そして一昨日の土曜日。またもやアクシデンテ。


日本人ソフトボール大会でキャッチャーやってまして、ファールボールがおでこに直撃しました。小学生の頃なら余裕で取れた打球です。しかも2回表で早々に戦線離脱。
もう、このシーン、漫画みたい。打球が当たった瞬間、星が頭の上をくるくるまわってた。🌟 🌟 🌟

30年ぶりぐらいにおでこにタンコブできまして、それで済むかと思ったら、、、甘かった(ノД`)

おでこで内出血したものが、重力で下に下がってきて、怪我の日から3日目の今もちょうど目の周りの部分を紫色に埋め尽くしています。

これはちと問題でして、、、


この状態、どこをどう見ても夫に暴力振るわれた妻にしか見えない。


写真載せようと思いましたが、見ても気持ちいものではないので、絵にします⬇︎
日本だったら「どうしたの??」ってまず第一声聞くと思うんですけど、ホンジュラスではViolencia Doméstica(家庭内暴力)はよくあることみたいで、この顔で会う人会う人、みんな、私の顔を見ると、
「あっ」

て感じで気づいて一瞬ひるみますが、触れちゃいけないタブーみたいな扱いで、誰も何も聞いてくれません。


聞いてくれた方が、笑いのネタなんだけどな、、、
きのうもヨガに行く前に、きっとみんなに突っ込まれるから説明できるようにしておこうと「Me pegó la pelota de baseball el sabado pasado(土曜日に野球しててボールがあたったの)というフレーズを車の中で念仏のように唱えていましたが、一人も聞いてくれる人おらず。

やばい、みんなきっと(カナコはだんなから暴力受けてんだ〜〜)と思い込んでいるに違いない。


その通り!この件で一番迷惑こうむっているのは、夫ナオキンでして、おそらくいろんな人から「暴力夫」の汚名を着せられていると思います。


わたしが夫を無意識に蹴飛ばすことはありますが、夫が私に手を挙げたことなんて一度もなく、暴力とは正反対の星に住んでいるナオキンが暴力夫と思われてしまうのは気の毒すぎる。
なんとか誤解を解かねばと思って、今日は住んでいるアパートの作業員さんに、自分から「野球でファールボールがあたったの」と言ってみましたが、自分から言ったら言ったで逆にものすごく嘘っぽく聞こえて、もうなんだか自分で墓穴掘ってる感満載。


これは、もう早く治すしかないっ。


この青タン、蒸しタオルかぶせたり、爪楊枝20本でマッサージすると早く治るという情報を得たわたし。
暴力夫の汚名返上のため、今では見るだけでもトラウマ(Día168のエピソード参照)の爪楊枝20本で夜中にマッサージしております。



追記:そしたらこんどは薄青く反対の目のほうまで広がってきた。ここまで来ると青タンアートです。


2016年6月28日火曜日

Día169 ¿Qué hora es ahora? 今何時? 時間の感覚

朝は地元のテレビ番組を見ています。

ローカルテレビ局が何局かあり、ニュースやってますが、主なニュースは殺人、ギャングが麻薬の密輸で逮捕とか、交通事故現場から中継(死体映像付き)で、食欲を失くすにはもってこいです。

先週、夜中に停電していたらしく、朝方電子レンジの時計が0:00になっていたので合わせようとだんなさまに時間を聞きました。

ナオキン「8時ちょうどだよ。」

わたし「はい、ありがとう」

ナオキン「あ、違う。8時2分だ。あはは〜やっぱ違うわ。」

わたし「どういうこと??どっち??」

ナオキンはテレビ番組で表示されてる時刻を私に教えてくれたんですが、最初に私に伝えた後、チャンネルを変えたら、別の局は2分進んでいるんだそうな!!

わたし「なにそれ、なにそれ」と気になってテレビを見てみると,


チャンネル7より。
渋滞情報流してくれるんですよ。すごいよね






チャンネル7、ナオキンの職場の人が愛聴している朝番組「フレンテフレンテ」は、









8時2分



CANAL11より 朝のインタビューコーナー
司会者がダンディー(←死語か?)






そして、わりといつもちゃんとニュースをやっているチャンネル 11 を見てみると











8時4分!!


マジか!? テレビともあろうものが時刻正しくないなんて!!
信じられ〜ん!!

私「待てよ、この2つが両方間違っているかもしれない、海外のチャンネルで確かめてみよう!CNNとかどうなんよ??」

なおきんがCNNに変えてくれました。


あっ!!


写真撮りそびれたんですが、なんとCNNは、、、


8時6分!!


いやはや、朝から楽しませてくれます。
我々、ネットで調べた結果CNNが正しいということになり、落ち着きました。


振り返ると、日本のテレビ局はわりとキリの良い00分とか30分とかに番組が始まりますが、ホンジュラスのテレビは国営放送でも19時のニュースの始まりが日によって3分とか5分とかずれて、なかなか始まらなかったりします。
私たちは夕飯を、この19時のニュース見ながら食べ始めるので、「ニュースが始まらんぞ」とイライラしてますが、こっちにしてみりゃきっとそんなに目くじらたてることでもないんでしょうね。
日本の、「時間は正確であたりまえ」というのが前提で生きてきた私には新鮮な感覚です。


この件、ナオキンが最後に一言。
「ぼくがボランティアでホンジュラスにいた15年前は、テレビで表示してる時間がチャンネルごとにもっと違っててさあ、ひどいと15分ぐらいずれてたよ。だから、こんな4、5分しかずれてないなんて、進歩したわ〜〜。」


そうか、これはこれでいいことなんだそうです。良かったですね。

2016年6月27日月曜日

Día 168 かなぺ つまようじから辱めを受ける


つまようじ
el mondadientes(単複同形)

今となってはしばらく見たくもない。
四十一年間生きてきて、初めて爪楊枝があんな凶器になると知りました。



どういうことか、説明しましょう!

先週水曜日、ホンジュラスでようやく現地の運転免許を取得できる運びとなり(今までは観光客扱いで運転)、運転免許試験場に行きました。

免許取得には試験があると聞いていて、ただでさえスペイン語できんのに、交通ルールの教本とかで事前に勉強しなくて大丈夫なんだろかとソワソワしながら夫の職場のスタッフに連れて行ってもらったわけです。


ドライバーさん「着きました」

「ええ!?ここ?」

まず、場所がびっくり!

なんか日本の免許センターみたいなのを想像していた私も私ですが、着いたらそこは車の整備工場だったんス。
プレハブの建物。
その端に、小さい入口があって(写真右端”aqui↓”(ココ)って書いてある。笑)
入口入ると、視力検査の紙が貼ってあって、受付っぽいお兄ちゃんに料金を払うと、パーテーションで区切ってある部屋に通されて、全部で4ページぐらいの試験問題もらいました。

問題は交通ルール云々ではなく、性格検査に近いもので、
「他の車に抜かれた時、あなたはイライラするか?」
「スピードを出して走るのが好きか?」
「パッシングされたらイライラするか?」
など、そんな感じの問題というか質問。
回答は「はい」「時々」「いいえ」の当てはまるものに×印をつける。

日本人は問題を読んで、(これ選んだら免許もらえないでしょ)、って計算して回答するもんだけれど、地元ホンジュラスの人々は結構こういうところ正直に書いてしまうらしく、同行した人がほかのホンジュラス人の受験者の回答用紙をチラ見したら、おいおい、という回答に×をうってあったそうです。

それでも、、、、受かる!
問題読めない私も受かった!
(一緒に行ったスタッフが横に付いてくれ解説してくれた。それもオッケーなのです。なんて寛容な試験!)

次の視力検査が終わり、やれやれ、免許もらえるぞと思ったら、最後にすごい難関が待っておりました。


それは、


それは、


血液型確認検査。


ホンジュラスの運転免許証には血液型を載っけます。
このため検査するんです。

この青いおっちゃんは陽気なドクター。
うわ、机の上にキットが置いてある。
我々は何人かで一緒に試験場に来たので、代表者だけでいいから検査するようにとのこと。

日頃からこういう貧乏くじに対する引力を持ち合わせている私。もちろん代表に選ばれました。

ここで一緒に行った夫が代わってくれないか、ちょっと期待しましたが、そんな素振りあるわけない。期待したわたしがバカでした。

もういいさ、やるならやるがいい。もうやりたいことやったし、”♪我が人生に悔いはなし〜”と石原裕次郎的覚悟を決めて陽気なドクターの前に座りました。(こんな歌誰も知らんわな)

血を抜かれるわけで、ホンジュラスでの初注射がプレハブ小屋ってことにまず恐れおののいておりましたが、、、

ここでドクターが笑いながら出したのは、まさかの つまようじ❤︎

ドクター「指出して」

かなぺ「まさかっ!」

ドクター「大丈夫だよ」

かなぺ「ひえ〜〜」


ブスっ
(っと、わたしの頭の中の効果音。)


なんとドクターはつまようじを私の人差し指にブッ刺してフレッシュな血をゲット。
ドヤ顔で血をプレパラートに落としている。



私、動揺。痛いし、つまようじで刺されたことにショック大きく、完敗。
こういうの辱めって言うんじゃない??

ドクター「わー、やっぱりあなたの自己申告は正しいね、Bプラスだ。」


辱めを受けた私は半べそ。
「あたりまえだ、だって血液型今まで3回も検査したことあるんだもん」
⇧指抑えながらやけくそ。つまようじ、刺す前、瓶に無造作に入ってただけだ、大丈夫だろうか。
辱めを受けちゃった私を気にもせず、夫は検査結果が現れたプレパラートに夢中。


この夫から飛び出た一言。

すごいっ 血液型検査ってこうやって視るんだね!僕もやりたいっ!やって!!











そしてうれしそうにいけしゃあしゃあとドクターの前に座りやがった。









私: ∑( ̄皿 ̄; おぬし、今なんつった?? 


だったら最初からやりたいって言えよ!と普段なら大きい声で怒りを口にしそうでしたが、指が痛くて声も出ず。んも〜〜〜もう一回つまようじで刺されちまったぐらいの動揺





血液検査で心的外的辱めを受けましたが、試験に合格。
そのあと向かいにある免許センター?警察署?みたいなところに行って無事免許取得に至りました。

ちなみに、ホンジュラスには自動車学校はありませんし、日本では交通教則教本が免許取得時や更新時にもらえたりしますが、ホンジュラスでもらえるのは免許書だけです。
日本円で2500円ぐらい払うと免許書もらえます。
運転の仕方、交通標識、ルールを一般市民は免許を持っている家族などから習うらしい。

30万円ぐらいかけて何時間も教習所で運転し、細かいルールに従って運転してきた私には、お金があれば免許が取れて、縦横無尽に走り回る自由なホンジュラスの交通事情に馴染めるわけがなく、日本のルール社会に感謝しつつ、いかに我々ルールのもとに生き、頼って生きてきたのかを思い知っております。
今思うと免許までの道のりも、日本は人口多いからそこで車が運転できる人間のハードルをあげて交通事情をちゃんとさせていたんでしょかね。
爪楊枝で穴開いた自分の指を見ながらそんなことを考えていました。




***おまけ(医療廃棄物の処理)***

指を刺されたわたし、出血止めに脱脂綿を渡されましたが、その血がついた脱脂綿はどこに捨てるのかというと



使い切った柔軟剤のドデカ容器
この中に使用済み脱脂綿が入ってます。






この中でした。
旦那曰く、「ちゃんとしてるなあ。」


このあとどうなるかは知らんけどね。











2016年6月17日金曜日

Día 158 夫の職場の新しい取り組み


この写真。どこで撮られたものでしょう?





かなぺ「一人一人名前が貼ってあって、それぞれタオルがかけられていますね。ここは、小学校ですか?」


夫「いえ、違います。」


かなぺ「もしや?」


夫「はい、ぼくの職場ですが、何か?」


かなぺ「!」


夫「これ、職場のトイレの壁。”手を洗ったらちゃんと拭きとろう”という呼びかけがあって、タオルが支給されたの。トイレの壁にマイタオルをかけるようになったんだ。」





夫「他人のと間違えないように、用務員さんがわざわざイニシャル刺繍いれてくれたんだよ!」


かなぺ「感動だね。」





この、”手を洗ったらちゃんと拭きとろう”というキャンペーン、トイレで手を洗った後、ちゃんと手を拭かないままドアノブを触るためベタベタになるから?という理由で始まったと推測されます。

しかし、このタオルは自分で持ち帰って洗うという仕組みになっており、二週間経った今、壁にタオルがかかっているのは5割らしい。


みんな持って帰って洗い、そのまま持ってこない。





ああ、無情。


2016年6月15日水曜日

Día 156 ホンジュラスの健康的な朝飯


わたしはホンジュラスの国営放送が好きです。


国営放送は政権政党寄りで偏っていますが、他の局が殺人、強盗、交通事故のニュースばかりで死体がこれでもかこれでもかと映り、滅入るシーンが多いなか、このチャンネルは結構ちゃんとした番組をやっているので好きなんです。

毎晩夜20時からは、俺っていい体してるっしょって自分で思ってそうな筋トレおたくっぽい医者が司会の健康番組をやっています。我々はいつも19時のニュースを見ているので、テレビつけっぱなしだと自然な流れでこの番組を見ることになるんです。

この番組、きのうのテーマは「健康的な朝食」。





←ホンジュラスの朝飯といえば「Baliad」
小麦粉のトルティージャが二つ折りになっていて、その間にチーズと煮豆のソースがべったり塗ってあります。










これを毎日繰り返し食べるのは、カロリー過多で健康によくないってことで、健康的な朝飯を紹介するって流れになっていきました。

お姉さんの前には、たくさんのフルーツ。
おおっ、健康に良さそうではないか。

でもこのお姉さん、この並んでいるフルーツは使わず、作り出したのはなんとパンケーキ。


パンケーキって、トルティージャとたいして変わらん。
ていうか、砂糖とバターが加わって、むしろカロリーが増強されているのでは??とわたしの嫌な予感。


黙って見てたけど、もう目が離せません。


だってこのお姉さん、人のこと言えないけど、すごく手つきが雑。
そして、心配なのは慌てていること。

**以下、古舘伊知郎実況風で**
おっと、大丈夫かクリームついたおたまをシンクに投げたー!
シンクにクリーム飛び散った跡が、血糊のようについたぞー! ベチョっていっぱいだ〜!
大丈夫かお姉さん、パンケーキ作ったことあんのか?
まさかこれがはじめてじゃなかったか?
********


やってもいいけど、映さなきゃいいのに。
生じゃないから、編集してあげればいいのに〜!とお姉さんに同情。



でも出来上がったパンケーキを見て、同情なんて吹っとんだ。






うーむ。



ここで、もう一度おさらいですが、

この番組のこの日のテーマは「健康によい朝食」

出来上がったのは黒い何か。そして横にはイチゴだけ。



わたし「これは、なんだろうか?」


夫「どれ?」


わたし「この、この、黒いの」


夫「うーーん、パンケーキを作っていたはずだ」







やっちまったねえ。

やっちまったよねえ。



もういちどおさらい。

この番組のこの日のテーマは「健康によい朝食」でした。



黒こげって健康にイイ!! by 放送事故


2016年6月8日水曜日

Día 149 世界銀行主催 ホンジュラスNo.1コーヒー決定戦


お友達が世界銀行主催のこんなイベントを教えてくれました!
(この記事長いです)





世界銀行主催、ホンジュラスNo.1コーヒー決定戦


ホンジュラスが世界に誇れるものの1つがコーヒーです。
そのNo.1を決めようという世界銀行の粋な催し。
No.1に選ばれたコーヒーは、向こう一年間世界銀行ホンジュラス支局が事務所で提供するコーヒーとして購入を約束するとのこと。

このちらしを見た時、真っ先に気になったのは世界銀行の名前で、英語だとWorld Bankってかっこいいけど、スペイン語だとバンコ ムンディアルだって。かわいいじゃんとか、そんなことに興味がいってしまったのですが、①ホンジュラスの地域色あふれるコーヒーがタダで飲めるかもしれない、②イベント会場がうちから歩いて5分という理由から断る理由はどこにもなく、参加させていただきました。(でも徒歩禁止だから車で行かないといけないんだけど)


スペイン語が話せない私、まず会場に入るまでにひと苦労でしたが、みんな親切なのです。まず駐車場はセキュリティ超きびしいですが、「スペイン語できないんですごめんね」と言いながら身分証とイベントちらしを渡したら、「お前は、レベル3の3-Eに停めるんだぞ、いいかわかったか?レベル3 3-E レベル3 3-E レベル3 3-E レベル3 3-E レベル3 3-E」と駐車場係さんに受験勉強みたいにまくしたてられ、無事3-Eに駐車したら、エレベーターで会場まで上がるんですが、その前にまたセキュリティがいて、「●階、●階、●階」とまくしたてられましたが、わたしがわかってなさそうな顔をしていたようで、エレベーターに一緒に乗ってくれました。やさしいぜ。



会場着。受付で名前を書いたら、イベントスケジュールを渡されたものの、開始時間は過ぎていましたが、何も起こる気配なし。




コーヒー豆と採点表が、9セット並べられていました。
ホンジュラスの人々は知らない人同士でも気軽に談笑していますが、あたくしスペイン語がさっぱりなためやはりこの中に入れず、壁の花化決定。

もうちょっと待っていればイベント始まるから我慢なのだ、と言い聞かせましたが、ちっとも始まらない。
あ、これってもしかしていつもの「アウェイ感満載なためやっぱり帰ろう」パターンか?と思いきや、突然、代表あいさつが始まりました!

スペイン語なんで部分的ですが、なにやらこのイベントには40のコーヒー組合(生産者を束ねて組合化している)が応募して、そのうち選ばれた9つの候補の中から今日1位が決定するんだとか。今回選ばれている9のコーヒー組合は、コーヒーの生産を通してそれぞれ、女性の就労支援や子供の教育支援の活動をしています。

選ぶのはこのテーブルを囲んでエプロンしているバリスタの人たちと一般の審査員数名。

わたしたちも一緒に審査できるんじゃないのか??とちょっとがっかりでしたが、まあ、一般人ですからそこはしょうがない。審査基準は、アロマ、豆の形、大きさ、焙煎の仕上がり、味、後味などのようです。ものすごい熱心に審査していました。

クンクンクンクン匂いを嗅ぎ、ズルズルコーヒーをすすってずっと審査しているのを10分ぐらい見守っていました。




はて? この審査員たちはいったい普段何をしてるんだろう?とか考えていましたが、「奥でコーヒー淹れてますよ」とツルの一声にあっさり負けてしまい、フラフラとカプチーノいただき!




戻ってきても、引き続き熱心な審査をやっているので、またしばらく見ていました。

が、

「コーヒーを使った食べ物を試しませんか?」の一声にまたあっさり負けてしまい、フラフラとデザートコーナーへ。

そこにはコーヒーを使ったデザートが振舞われていました。

最初に、一番おいしそうだったコーヒームースを食べたら味が濃くてオエっとなり、ダメだ食べられないっと思っていたところ、「まだまだあるよ」と英語でシェフに話しかけられ、コーヒーでいかにユニークな料理が作れるかという限りない可能性を聞かせてくれました。すっかり壁の花だった私ですが、シェフが話しかけてくれてちょっと楽しくなってました。

これ料理↓





 牛肉串刺しのソースがなんとコーヒー。


 →おおっ、肉とコーヒー、意外と美味!




このメロンパンみたいなのの中身はコーヒームースが入っている。

→これはちょっと甘すぎる。くどい









バゲットの上に蒸し鶏がのっかっていて、さらに玉ねぎをコーヒーのソースで炒めたのがのっかっている。



→コーヒーソースとたまねぎが素晴らしい相性。さらに鶏肉に合ってる!うんま!

シェフによると、ホンジュラス中部のコーヒーは、ほんのり柑橘系の匂いがあるらしく、これはおかずのソースに合うんだそうな。西部のコーヒーはカカオの匂いを帯びているらしく、デザートに使えるんだそうです。なるほど、聞いておいてよかった!
炒り方と挽き方の問題もあると思うけれど、中部は酸味が効いている気がし、西部は匂いがカカオっぽい感じがしました。



さて、耳寄り情報をシェフから教わり、審査会場に戻ったら審査結果が!

気になる1位は!




CARUCHIL コーヒーでした!!


このCARUHILはホンジュラス西部のコーヒー生産では有名なマルカラ地区(標高1700mぐらい)のコーヒー生産者組合で、おいしいだけでなく、環境に優しいコーヒー生産をし、また、シングルマザーを雇用して生活をサポートしたり、売り上げを子供の教育資金にあてたりといった活動をしているんだそうです。

結果発表後、買い占める参加者を押しのけ、わたしも1つお買い上げ。
開封したら、ものすごく心地よいコーヒーの香り。飲んでみたら、ちょっと酸味が効いている。一番というには人の好みによると思うけど、確かにおいしかった。



***この組合さん、コーヒーツアーをやっているようです。いつか行ってみたい。




ホンジュラスのコーヒー、ほんとにおいしいんです。
もっと世界に羽ばたいてほしい。


コーヒーがんばることで、女性支援、子供の教育応援、森林保全などいろんな可能性があるわけで、、、。世界でコーヒー飲む人と回数を考えると、美味しいコーヒーが作れるってメリットを活かさない手はないわけで。

密かにホンジュラスのおみやげ開発を目指しているわたくし。
足りないのはパッケージのデザインとか、一律になっちゃってるサイズ、品質の統一性かなあ。


こんなふうにして妄想が止まらないわけです。



長々お読みいただきありがとうございました!

2016年6月6日月曜日

Día147 スペイン語報告書の迷宮へようこそ

「かなっぺ、ぼくは頭がいたい」

??

だんなが突然ポロリとこぼし、しょっぱい顔をしていました。

参考:いつものナオキンさん(口角があがっています)


(おお、どうしたんだナオキン、たいして面白くなくてもいつも口角が上がってご機嫌なのがおぬしの取り柄ではなかったか、、、)と心の中で思いつつ、口には出さずに聞いてみました。







かなぺ「いかがした、何事じゃ?」

なおきん「同僚が書いてくれたリポートから大事なところを抜粋したいのであるが、一文が長すぎて何が言いたいのかわからず、読み解けないのじゃ。/%$!*#)$_!_!+¡$/&*(())¡%/&**(←相当パニクッている様子)」

かなぺ「なぬ? レポートたるものは短くわかりやすく書くもんではござらぬか?」

なおきん「スペイン語の報告書というものは、1つの文が長ければ長いほどその人に文章力があるとみなされるらしく、皆こぞって長い文を書き連ねるのじゃ。特にそれがしの同僚たちは中央省庁の役人だから教養を持っており、そういうところ大切にする人たちなのじゃ」

かなぺ「ほほー、どれどれ、どれぐらい長いか見せてみい、近う寄れ」

なおきんが見せてくれました。




かなぺ吠えました。 Σ(゚皿゚) うおー ↓↓↓





かなぺ 「なんじゃこりゃ? そもそも、人に読ませようという意志はあるのだろうか。」


ナオキン「わからぬ」

かなぺ「長ければ長いほどいいというのは、報告書の内容ではなく、存在に意義があるということなのかのう?」

ナオキン「、、、、そうかもしれぬ。読み手はめちゃくちゃ読みにくいのじゃ。読んでいるうちに主語がなにかわからななくなる。迷宮入りしていき、しまいに読む気が失せる。」

かなぺ「もしや、そういう戦略なのではないか??おぬしも読まなくていいのかもしれぬぞ!」と冗談ぽく言ってみたが、、

ナオキン「そちはアホか、違うんだってば、ぼくはこれを何としても読み解き、新しい文書をつくらなきやならんのじゃ」


二人ため息。フー。


いやはや、、、こりゃ大変そうです。

わたしは横で励ましの踊りをするぐらいしかできませんが、どうか頑張ってくれ。



それにしても読み手を迷宮入りさせる報告書、一文がどんな構成なのか、気になりますね、もうちょっと私が理解できるようになったら、詳しく載っけますね。


2016年6月5日日曜日

Día 146 かなぺ臓物スープにハマる ーSopa de Mondongoー

うんま〜〜!!


また食べ物ネタだ、ごめん。

でもね、超おいしいスープに出会いました。それもフードコートで!

バーガーキングとか、ピザハットとかホンジュラスのフードコートは7割5分がフライドチキンかピザかハンバーガーの店なんですが、その残りの2割5分の中にホンジュラスローカルフードを出してくれる店があります。

その店で土日にしか売ってないスープを発見!
限定に弱く、ハンバーガーに飽きた日本人のわたしは、チャレンジしたわけです。

その限定メニューの名は ”Sopa de Mondongo" 内臓のスープという意味。
どんなスープだそれは?ということでチャレンジいたしました。


欲張ってGrandeサイズにしたら高さ12cm直径12cmの入れ物で登場。付け合わせは小ライスの上にトルティージャが二枚のっかってる。これで750円ぐらい。(ちょっと高いわ)



一口食べると独特の風味が広がります。
日本のスープのどれにも似てない。クミンとブイヨンの味?がします。

具は、炭水化物のオンパレード。
キャッサバ、さつまいも。じゃがいも、緑のバナナ、とうもろこし、そしてモツたち。

このモツがとろんとろんとしていて、ものすごくおいしいのです。


牛の膝の部分(写真→)が入っておりまして、どうやらこれが煮込まれているのがポイントなんだとか。
このスープにフォーリンラブ❤︎してしまった私、どうしても作り方を教わりたいと、お友達の家に、週一で家事手伝いに来ているホンジュラス人さんがちょうどお昼にこれをつくってくれるということで、様子を横から見届けることになりました。

さて、「作り方を習うため見届ける」、、、スペイン語できないけど、横で見てるだけならまあなんとかなるかなと、楽天的に考えておりました。
そしてその日がやってきて、わたしとお手伝いさん二人きり。

お手伝いさんに「わたしはスペイン語がイマイチです」と説明すると、あちゃーという顔をしましたが、スペイン語でいろいろ説明してくれ、8割ぐらいわからないけど、とりあえず(きっと「モンドンゴスープとは」というネタを話しているのではないだろうか?と想像し、フムフムと聞いて見せました。笑




まず、牛のモツを切ります。

やはり膝の肉を入れるそうです。

そしてそれに大量にレモン汁をかけていました。





そしてそれを圧力鍋にお湯とともにつっこみ

加圧なんと1時間!

これはダシがでるわけだ!

ラーメンのスープのようなダシとり具合。

ここまではスペイン語も順調でした。





しかし、その後わたしが調達してきた野菜をお手伝いさんに渡したところ、何か不満そう。笑
私(英語)「なんかだめだったかい?」
お手伝いさん(スペイン語)「Necesito Platano Maduro」Necesitoは必要、Platanoはバナナ
私(英語)「おおっ バナナがMaduroでないとだめなの?Maduroってなに?よしよし、辞書で調べるから待ってくれ」と言って、あてにしているiPhoneの辞書アプリを開こうとしたら、、、


ない。

え?

うそ。

ない。

アプリが削除されておりました。o(´д`)o(♪仏壇チーン音が頭の中で鳴った気がした。)

ちょっと信じられなくてボー然としましたが、「語学は勘で勝負だ」をモットーに根拠のない勘で3ヶ月乗り切ってきた自分を信じ、「Maduroって、もしかしてスーパーで売ってる調理用のでかいバナナのことかな?」と勝手に解釈し、わたし(スペイン語)「買ってくるから待ってて」と言ってスーパーに直行。
迷わず、調理用の特大緑の新しめのバナナを買って戻ってきてお手伝いさんにわたしました。


渡した時のお手伝いさんの顔
     ↓

             ( ´△`)

わたし(スペイン語)「あれこれじゃなかったかい?」

お手伝いさん(スペイン語だけどわたしの想像訳)「日本人はきっとよくわかんないかもしれないけど、Maduroって熟したやつのことよ」

わたし(英語)「あーーー!!そうか!!まちがえた」

お手伝いさん(スペイン語だけどわたしの想像訳)「まあいいわ、これで作りましょう」


圧力鍋の圧が下がるのを待ったあと、一口大に切った
キャッサバ、じゃがいも、さつまいも、にんじん、コリアンダー、セロリ、とうもろこしそして間違えた緑の若いバナナを投入。
さらにトマト1個、スライスしたしょうが、にんにくを入れて、ブイヨン、クミン、パプリカ、塩で味付け。

ここでお手伝いさん、なんとクッキーを手にしました。

お、おやつ食うのか?と思ったら、、、「スープに入れるの」と。

お湯でクッキーを4〜5枚ふやかして入れていました。
バターのコクでも出るのかな。

そして15分煮込んだら、完成しちゃいました。


ほんとにアホなんですが、完成したスープの写真がないんです。
撮ったんだけど、携帯の調子が悪く、データ残ってないの。


でもまあ、見た目は最初のフードコートで食べた写真とほぼ同じです。
味もほぼ同じ感じでした。おいしかった。



準備にとても時間がかかるスープなので、ホンジュラスの家庭では週末にお母さんがつくって、お昼に家族みんなで食べるものなんだそうです。
いつか、一般家庭に入り込んで、母さんの味を食べたいと企むわたしなのでした。

ちなみに、このスープ、夜は食べると下痢を引き起こすのでやめたほうがいいそうです。
わたしの強靭な腸は、こんなんではビクともしませんが。



2016年5月31日火曜日

Día 141 かなぺ、ホンジュラスのコーヒーのお供に騙される


ロスキージャ と タスターカ

Rosquilla と Tastaca




これをね、コーヒーにつけて食べるんですよ。
ホンジュラスのコーヒーのお供です。
可愛い顔したこのおやつに、わたしは、だまされた。
(あ、でも最後まで読んでね)


超でかいクッキーのように見えます。
クッキー好きのかなっぺは、「うわ〜〜こんなおいしそうなクッキーがあるのか!」と大興奮。スーパーでも、こんなふうに売っています↓


ものすごい山積み。

この真ん中に穴が空いている方、Rosquilla, 辞書で調べると「1、ドーナツ、2、毛虫・幼虫」と出ます。
確かに、ドーナツの形をしている。崩れているやつは幼虫の形とも言えなくもない。笑

しかしドーナツのようなイメージで、疲れた心と体にご褒美的にうふふん❤︎と口に運ぶとものすごいがっかり感に襲われるのです!

なぜなら、なぜなら、世の中、っつーか、この食べ物、甘くないッス!!


もう一度写真を載っけましょー。

この子たち、まず小麦粉でできていません。正体はトウモトコシ粉。

レシピ検索すると、トウモロコシ粉、塩、卵、バター。

お気付きですね、砂糖入ってないんです。

代わりに、ホンジュラスらしいものが入っていまして、それは、それは、

ハイ、チーズ!!

チーズが入っているのです、そしてホンジュラスのチーズは乳くさく、しょっぱい。

おまけにせんべいのように硬い。

ということで、わたしの想像(ドーナツ→甘い→やわらかい→至福の時間)とは真逆でありました。

これをビスコッティのようにコーヒーに浸して食べます。
私たち日本人はブラックで飲むことが多いですが、ホンジュラスの人たちは薄いアメリカンなコーヒーに砂糖をドバッと入れて、この乳くさいしょっぱいクッキーを浸して食べてるんだそうな。(現場に遭遇したことがまだないんです)

ユニークって言葉が当てはまる食べ物です。
自分の常識を打ち破られました。

ドーナツ(ちゅーか甘いクッキー)だと思って食べた時はかなりがっかりしましたが、4ヶ月目に入り、チーズの乳臭さにも慣れ、なんだかおいしく感じるようになってきました。

そして実は甘い部分がちゃんと用意されているのです。


もう一度写真載っけます。

Tastacaのほうは
←この、黒い部分、これサトウキビ蜜が塗られていて、甘いんですよ。
チョコレートじゃないところがコストダウンのポイントなんですけど、ここをコーヒーに浸すと、コーヒー&チーズ&塩&とうきびの甘みで、舌が意味わかんなくなりますが、ほんとにユニークな味です。

ホンジュラス中央部Danliというところでもともと作られていたおやつなんだそうです。
どんな味か、食べにきてください!

なんか記事書いてたら食べたくなってきたので、今から食べます。笑

2016年5月30日月曜日

Día140 もやしと大根との再会、大丈夫か日本




キターーーーーーーー!!

もやしが、もやしがスーパーに売っていました!

4ヶ月ぶりに食べました。

豆もやし、おねだん日本円で100円。

高いけど、4ヶ月ぶりだから買っちまって一気食いしたぜ!!

でもそんなに食いたかったっていうと、そうでもないかも。笑





キターーーーー!!!


大根が、大根がスーパーに売っていました。

おねだん日本円で100円。

ひき肉と一緒に煮込み、これも一気食いしたぜ〜〜!!



きょうは、日本に暮らしているみなさんにはどうでもいいネタですね。

ったく、久々に更新したと思ったら食べものかよって感じでしょ。
ゴメンちゃいね。


日本で馴染みの野菜は、こちらでも結構手に入ります。
日常的に手に入り、おいしいものは、長ねぎ、じゃがいも、にんじん(コクある)、白菜、ピーマン、キャベツ、セロリ、たまねぎ、ブロッコリ、カリフラワー、アスパラ(輸入で高い)、いんげん、レタス、サニーレタス、とうもろこし、パプリカ(→うま〜)、しょうが、にんにくなどです。

手に入るけどあんま美味しくない野菜は、さつまいも(人参のような味)、なす(赤紫色=大味)、大きいきゅうり(仕方ない)、かぼちゃ(水分若干多い)、トマト(味が薄い)、タロイモ(なんかまずい)、ホウレンソウ(葉っぱの形が同じだが味がしない、花咲いてやがる)などです。

たまに手に入るものには、オクラ、大根、もやし、日本仕様のきゅうりです。

野菜については個別にいろいろ書きたいことがあるので、今後つづることにします。


ホンジュラスはそろそろ雨季です。
マンゴーの季節になりました。




なおきんが出張先で、買ってきてくれました。
8個入って100円!
握りこぶしぐらいの小さいやつですが、これは激安だ。
以前、築地市場で宮崎マンゴーが2個で9800円で売られているのを見て、マンゴー商人をめざそうかと思ったりしました。海外南国に住むメリットのひとつはマンゴーが格安で食べまくれることにちがいない。

それにしてもマンゴーって、なんて愛らしい形なんでしょう?
ソラマメがおっきくなった感じですよね。
夫と真剣にマンゴーの形の理由を話し合いましたが、結論が出ませんでした。
どなたか知っていたら教えてください。


そしてグレープフルーツが束になって売っていたので買ってしまいました。14個で250円。神様ありがとうってかんじです。


ところで、話全然変わりますが、Japan Timesで日本学術会議が軍事目的の科学研究を否定する原則について、見直しを含めて検討しているという記事を読みました。


軍事目的の研究はしないって方針を、第二次大戦の反省をもとに守ってきたんですが、それを見直して、両立させてってもいいんじゃないのという動きなんだそうです。
背景には、科学者たちが国からもらっている科学研究費が縮小されていて、一方で防衛庁と共同研究する研究費が増やされているからみたい。
これ、ひどいでしょ!
国が予算を使って科学者を軍事に向かわせているってことじゃん!

ちょっと日本、どこに向かってんのー!!

きょうのブログ、わたしが一番言いたいのはもやしや大根とかじゃなく、コレでした! 笑

2016年5月26日木曜日

Día136 日用雑貨屋

首都テグシガルパには何軒か日用品スーパーがあります。
なんでもかんでもやたら高めのお金持ち向けスーパーもあれば、日本でいう100円ショップレベルの中国製商品が300円ぐらいで売られている店があったりします。

きょうはテグシガルパ市でも比較的大きめなそんな店に行ってきましたが、売っているものにインパクトがありました。


何これ、びっくり

あの、おばあちゃんの家にあったりする、ごはん遅れて食べる人のために食事の上を覆っておく傘みたいなやつです。

食べ物の上にかけておくのに、虫が這ってる。
すごいセンス。食べる気失う。

そして、、



人形たち。


コワい。


誰が買うんだろうか。


こんなに在庫必要だろうか?


赤いクマも、目がチカチカして強烈でした。


いったいどれぐらい売り上げがあるんだろう?

そして、この店閉店後に来たらこの人形たち動き出したりしてないんだろうかと勝手にホラー映画を空想したりしました。


??私は何も買わなかったのか??
→買いました!植木鉢の水受け皿6枚(250 円)と小さい雑巾用タオル3枚(一枚25円)
いい買い物をしました。


この店、刺激が足りない時に行くと満足度高いです。


2016年5月16日月曜日

Día 126 ダニエルとモラちゃんにやられるウユカ登山



この日曜日、またまた行ってきました、日帰り登山!

こんどの山はUyuca山


首都から30分ぐらい走った先にある山です。

遠くから見ると、こんな風に見えます。
標高2000mちょっと。

天気快晴、登山日和。


スタート地点は、隊長のお友達の家、標高1600m地点。
標高差400mを登っていきます。



今回の登山のテーマは、”ザ*二者択一”

その選択肢は「ダニエル」か「モラちゃん」か。
全部で7kmでしたが、このどちらかが常にある道のりでした。
意味わかんないっしょ?読んでみてください。

最初の200mぐらいは、林道のような道
「なんだ楽じゃん!」と思ってしまいますが、そこがホンジュラスの落とし穴。
こういう林道は家畜が歩いているので、そこについてるダニ(以下”ダニエル”としたほうがなんとなく可愛い感じがするのでダニエルとしましょう!)が林道の草についていて、私たちが通るとくっついちまうんです。

きのう通った林道、わずか2メートルぐらいの幅の草ボーボーエリアを通ったら、見事に太ももから下にダニエルがくっついてきました。その数無数。
知床でもかなりくっついてきましたが、昨日のはこれまでにないレベル。
ダニエル予防のために雨合羽を履いていましたが、そのカッパがダニエル模様になっちまうという状態。”オーマイガー”と叫びたいところですが、あまりの数に声も出なかった。
ストーカーにもほどがある。

近くに生えている熊手のような植物を茎からむしり取り、ほうき代わりにしてはたいたらなんとなくダニエルが去っていった気がした(この気持ちの切り替えが重要)ので、進んでいくと目の前には有刺鉄線。
網走刑務所の五寸釘寅吉を思い出しながら越えました。



そしたら先は、かわいこちゃんのモラちゃんゾーン。


モラ
別名:アンデスブラックベリーとも呼ばれるかわいい実のこと。
熟して黒くなると甘酸っぱくておいしいのです。

「なんだ、途中でベリー食べられてしあわせじゃん!」と思ったら甘いのだ。
そこがホンジュラス登山の落とし穴。

この子たち、バラ科。


写真右のほうの太い茎に、トゲが見えませんか?
この植物がアーチのように生えている。
それが我々に刺さるわ、くっつくわ、、、。
登山道がないので、ルートを切り開きながら進んでいくわけですが、モラちゃんたちが、文字通り「いばらの道」を構成しているわけです。


足場が不安定なところで、周りをつかむと、このモラちゃんがキューティーハニーみたいにチクチクしちゃうんですよ。もうやめて〜〜

登りはね、なんとかなったんですけどね、下りはね、やっぱりどっかつかみたくなっちゃうんです。で、つかむとモラちゃんに刺される。

精神的にどっと疲れた。

しかし、しかしですね、景色はヨカッタんだわさ。




頂上はあいかわらず木に囲まれた場所なんですが、もうちょっと下りながら進むと展望がよいところがあって、2000m弱からの眺めは最高でした。


下は、今回の登山のアップダウンの様子とルート。

こんなところにアップする意味はあまりないですが、自分の記録のためにアップしておきます。上の写真は、ルート地図の5番のところから撮った写真です。







***おまけ***

ダニエルとモラちゃんに取り憑かれた今回の登山でしたが、目の保養もありました。
それは、これ↓



エビフライ!


なんと8cm!大きいっしょ!

マツの森の足元はエビフライだらけだったんですよ。

この写真の右側のお弁当用チビエビフライなら知床にもたくさん落ちてましたが、
これは結構おおっきいすよね。

もうお腹すいてきてしかたなかった



エビフライがエビフライにしか見えない読者の方、、、正解は次回の記事で!