うんま〜〜!!
また食べ物ネタだ、ごめん。
でもね、超おいしいスープに出会いました。それもフードコートで!
バーガーキングとか、ピザハットとかホンジュラスのフードコートは7割5分がフライドチキンかピザかハンバーガーの店なんですが、その残りの2割5分の中にホンジュラスローカルフードを出してくれる店があります。
その店で土日にしか売ってないスープを発見!
限定に弱く、ハンバーガーに飽きた日本人のわたしは、チャレンジしたわけです。
その限定メニューの名は ”Sopa de Mondongo" 内臓のスープという意味。
どんなスープだそれは?ということでチャレンジいたしました。
欲張ってGrandeサイズにしたら高さ12cm直径12cmの入れ物で登場。付け合わせは小ライスの上にトルティージャが二枚のっかってる。これで750円ぐらい。(ちょっと高いわ)

一口食べると独特の風味が広がります。
日本のスープのどれにも似てない。クミンとブイヨンの味?がします。
具は、炭水化物のオンパレード。
キャッサバ、さつまいも。じゃがいも、緑のバナナ、とうもろこし、そしてモツたち。
このモツがとろんとろんとしていて、ものすごくおいしいのです。

牛の膝の部分(写真→)が入っておりまして、どうやらこれが煮込まれているのがポイントなんだとか。
このスープにフォーリンラブ❤︎してしまった私、どうしても作り方を教わりたいと、お友達の家に、週一で家事手伝いに来ているホンジュラス人さんがちょうどお昼にこれをつくってくれるということで、様子を横から見届けることになりました。
さて、「作り方を習うため見届ける」、、、スペイン語できないけど、横で見てるだけならまあなんとかなるかなと、楽天的に考えておりました。
そしてその日がやってきて、わたしとお手伝いさん二人きり。
お手伝いさんに「わたしはスペイン語がイマイチです」と説明すると、あちゃーという顔をしましたが、スペイン語でいろいろ説明してくれ、8割ぐらいわからないけど、とりあえず(きっと「モンドンゴスープとは」というネタを話しているのではないだろうか?と想像し、フムフムと聞いて見せました。笑
まず、牛のモツを切ります。
やはり膝の肉を入れるそうです。
そしてそれに大量にレモン汁をかけていました。
そしてそれを圧力鍋にお湯とともにつっこみ
加圧なんと1時間!
これはダシがでるわけだ!
ラーメンのスープのようなダシとり具合。
ここまではスペイン語も順調でした。
しかし、その後わたしが調達してきた野菜をお手伝いさんに渡したところ、何か不満そう。笑
私(英語)「なんかだめだったかい?」
お手伝いさん(スペイン語)「Necesito Platano Maduro」Necesitoは必要、Platanoはバナナ
私(英語)「おおっ バナナがMaduroでないとだめなの?Maduroってなに?よしよし、辞書で調べるから待ってくれ」と言って、あてにしているiPhoneの辞書アプリを開こうとしたら、、、
ない。
え?
うそ。
ない。
アプリが削除されておりました。
o(´д`)o(♪仏壇チーン音が頭の中で鳴った気がした。)
ちょっと信じられなくてボー然としましたが、「語学は勘で勝負だ」をモットーに根拠のない勘で3ヶ月乗り切ってきた自分を信じ、「Maduroって、もしかしてスーパーで売ってる調理用のでかいバナナのことかな?」と勝手に解釈し、わたし(スペイン語)「買ってくるから待ってて」と言ってスーパーに直行。
迷わず、調理用の特大緑の新しめのバナナを買って戻ってきてお手伝いさんにわたしました。
渡した時のお手伝いさんの顔
↓
( ´△`)
わたし(スペイン語)「あれこれじゃなかったかい?」
お手伝いさん(スペイン語だけどわたしの想像訳)「日本人はきっとよくわかんないかもしれないけど、Maduroって熟したやつのことよ」
わたし(英語)「あーーー!!そうか!!まちがえた」
お手伝いさん(スペイン語だけどわたしの想像訳)「まあいいわ、これで作りましょう」
圧力鍋の圧が下がるのを待ったあと、一口大に切った
キャッサバ、じゃがいも、さつまいも、にんじん、コリアンダー、セロリ、とうもろこしそして間違えた緑の若いバナナを投入。
さらにトマト1個、スライスしたしょうが、にんにくを入れて、ブイヨン、クミン、パプリカ、塩で味付け。
ここでお手伝いさん、なんとクッキーを手にしました。
お、おやつ食うのか?と思ったら、、、「スープに入れるの」と。
お湯でクッキーを4〜5枚ふやかして入れていました。
バターのコクでも出るのかな。
そして15分煮込んだら、完成しちゃいました。
ほんとにアホなんですが、完成したスープの写真がないんです。
撮ったんだけど、携帯の調子が悪く、データ残ってないの。
でもまあ、見た目は最初のフードコートで食べた写真とほぼ同じです。
味もほぼ同じ感じでした。おいしかった。
準備にとても時間がかかるスープなので、ホンジュラスの家庭では週末にお母さんがつくって、お昼に家族みんなで食べるものなんだそうです。
いつか、一般家庭に入り込んで、母さんの味を食べたいと企むわたしなのでした。
ちなみに、このスープ、夜は食べると下痢を引き起こすのでやめたほうがいいそうです。
わたしの強靭な腸は、こんなんではビクともしませんが。